
今月7月26日から全国スクリーンで公開のM・ナイト・シャマラン最新作「ハプニング」。一刻も早く観たい映画のひとつですが、海外では興行・批評共に評判はよろしくないようです。
まずは米評論家による採点レビューを観てみましょう。
● New York Daily News誌(★★☆☆☆:2/5)
“決して驚かないこの映画のラストは、深いというよりもむしろ不合理です。人間が惑星を破壊しているということについての怖い映画を観たいならば、あなたに「不都合な真実(環境問題についてのドキュメンタリー映画)」をオススメします。
● Washington Post 誌(★☆☆☆:1/4)
“「ハプニング」は、自己満足な演出で、期待外れの結末へと繋がります。”
● ReelViews誌(★~☆☆☆:1.5/4)
“我々は興味がありません。ハッピーエンドになるか、何らかの裏があるのか、彼らが生きるのか死ぬのか、それは何一つ重要ではありません。「ハプニング」は、退席するか、終わりまで眠るべき映画です。そして一番よいのは、関わらないこと。
● Roger Ebert ーChicago Sun-Times誌(★★★☆:3/4)
“決まりきった筋?納得できない行動?しかし私にとって、シャマランの演出は決まりきった脚本を取り入れるよりもより効果的です。彼の画面構成は不穏なほど印象的で、ウォールバーグとデシャネルによる演技は、彼らの役柄に静かな尊厳を与えています。”
●Robert Wilonsky−Village Voice(採点なし)
“なんとナンセンスな演出だろう。この映画は、M・ナイト・シャマランが、血に染まったジョン・カーペンター映画と冷酷なスタンリー・キューブリック映画を演じようとしたものです。”
基本的によろしくない批評ばかりですが、ちらほらとシャマランの演出の妙について好印象を示しているものも見られました。
特に興味深いのは、最後に挙げたVillage VoiceのRobert Wilonsky氏によるコメント。
カーペンターのホラー性と、キューブリックの冷酷さをナンセンスに。・・・ということはとんでもないB級大作になっているということでしょう。
「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」まで割と評価の高かったシャマランは「ヴィレッジ」で自分の道を進みすぎて評価を落としたにもかかわらず、「レディ・イン・ザ・ウォーター」で非常に個人的な映画をつくってしまいました。
上記の批評を見る限り今作「ハプニング」もこの流れに沿って映画をつくっているようです。
今後もシャマランはこの方向性を維持し続け、彼の作品への評価は落ちていくのでしょうか。
ただ、彼の映画に対する姿勢は愛に溢れていることは確か。シャマラン監督作は全て大好きな自分としては、このまま我が道を進んでほしい気も・・・。
とりあえず公開日には映画館に直行です。予告編は下。
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